当会のご案内

臨床研究とは?当会の研究段階について

臨床研究のエビデンス・ピラミッド

医学の世界では、研究の信頼性を示す「エビデンス・ピラミッド」という考え方があります。これは、研究の種類によって医学的根拠(エビデンス)の信頼度が異なることを示したものです。
ピラミッドの上位に位置する研究ほど、科学的な信頼性が高いとされており、一般的に医療現場で医学的根拠として認められるのは、6段目の「専門家の意見」までです。それより下位の「体験談」「動物実験」「試験管実験」などは、医学的根拠とはみなされません。

エビデンスピラミッド

メタ・アナリシス(メタ解析) 複数の研究結果を統合し、統計的に分析する研究手法です。
ランダム化比較試験(RCT) 二重盲検法による比較試験:
二重盲検法などを用いて、治療法の効果を厳密に比較する臨床試験です。
比較臨床試験(NRCT) オープン比較試験、クロスオーバー試験など:
ランダム化されていない比較試験。オープン試験やクロスオーバー試験などが含まれます。
コホート研究 疫学研究、症例対照研究など:
一定期間にわたって特定の集団を追跡し、疾患の発症や治療効果を調べる疫学研究です。
症例報告 一例症例、症例シリーズ研究、症例集積研究など:
実際の患者さんの症例を記録・分析する研究です。
専門家の意見 医療の専門家による見解や経験に基づく助言です。
個人の意見(体験談) 医学的根拠とはみなされませんが、研究の初期段階で重要な役割を果たすこともあります。
動物実験
細胞・分子の実験
(試験管実験)

当会では、会員医師の監修のもと、個別の治療事例(症例報告)を記録・蓄積し、十分な研究実績が得られたものについては、より高いエビデンスレベルの研究へと進めてまいります。
なお、対象となるのは治療だけでなく、検査項目についても同様です。現在研究段階にある検査に関しては、一般的な基準値がまだ確立されていない場合があります。そのため、結果の解釈には慎重を期し、医師の判断のもとで個別に対応しております。患者様には、こうした研究の進行状況をご理解いただいたうえで、安心して診療を受けていただけるよう、丁寧な説明とフォローを心がけております。

病気や不調の「本当の原因」とは?

私たちの身体に起こる病気や不調を理解するには、「進化医学」という新しい視点を推奨しています。進化医学とは、生物の進化の歴史と現代の医学・生理学・生化学の知見を組み合わせて、病気の根本的な原因を考える学問です。進化医学の考え方によると、現代人の病気や不調の原因は、主に次の3つに分けられます。

1.生体防御反応(咳、熱、下痢などの症状):身体が自らを守るための反応です。
2.感染症(ウイルス、菌、真菌、虫など) :原因を取り除けば、比較的早く回復します。
3.進化と環境のミスマッチ :現代人の慢性的な不調の大きな原因と考えられています。

「進化と環境のミスマッチ」とは?

人間の身体は、約1万年前の狩猟採集時代の生活に最適化されたまま、あまり進化していません。一方で、文明は急速に進化し、食生活や生活環境が大きく変わりました。この「身体の進化の遅さ」「文明の進化の速さ」のギャップが、現代人の不調を引き起こしているのです。

「不足」と「過剰」が不調の原因に

当会では、このミスマッチによって生じる「不足」と「過剰」が、病気や不調のカギだと考えています。

不足しがちなもの

運動・睡眠・日光・ビタミンミネラル・愛情やつながり

過剰になりがちなもの

化学物質(添加物・保存料など)・農薬・重金属・加工食品(塩分・糖分・脂肪分)・乳製品・小麦粉・ジャンクフード・オメガ6系の油(植物油など)
※特に油のバランスは重要です。現代の食生活では、オメガ6が多くなりがちです。魚に含まれる「オメガ3(EPA・DHA)」を意識して摂ることで、バランスを整えることができます。

当会の取り組み

この「不足」と「過剰」を整えるために、当会では以下の療法を推奨しています。

  • 温熱療法:身体を芯から温め、血流や免疫力を高めます
  • 栄養療法:不足しがちな栄養素を補い、体内環境を整えます
  • メンタル療法:心のケアを通じて、ストレスや不安を軽減します
  • 生活習慣改善法:最も重要です。日々の習慣を見直し、身体に合った暮らし方へ

ご自身の不調の「本当の原因」を知ることで、より自然で根本的な改善につながります。気になる方は、ぜひ当会の取り組みをご覧ください。

『対症療法』と『原因療法』

病気になってしまったら薬を飲めば治る?
手術をすればそのあとはもう大丈夫?

『対症療法』と『原因療法』

病気の治療法には、大きく分けて2つの方法があります。「対症療法」と「原因療法」と呼ばれる治療法です。「対症療法」は、その名が示す通り「症状に対処する治療法」です。体調不良や病気によって発生する「症状」を止めるための治療法であり、病気の根本的な原因を解決する 治療法ではありません。

「対症療法」の代表的な例は「薬」や「手術」です。薬や手術によって体調不良や病気は一時的に改善するかもしれませんが、それは本当の意味で「病気が治癒」したわけではありません。「対症療法」では、病気が発生する根本的な原因を取り除いていないので、同じ病気や症状が何度も再発する可能性があります。

これに対して、病気や不調の根本的な原因を取り除くことを目指す 「原因療法」という治療法があります。この治療法は病気の原因を特定し、その原因に対応する様々な方法の組み合わせによって、原因を取り除く事を目指し、最終的に根本的な治癒を目指す治療法です。(ただし、病気の内容によっては原因が特定出来ず、原因療法が行えない場合なども存在します。)また、長い時間をかけて発生した病気の原因を取り除くには、同じ様に、長い時間を掛けて取り除く必要があります。そのため「原因療法」は「対症療法」の様に、「すぐに治る」という即効性はありません。

こうした特性があるため、現代医学では、両者を組み合わせる治療法が推奨されています。多くの病気や不調に対して、即効性に優れた「対症療法」と、時間は掛かりますが根本的な原因を取り除き、再発を防ぐ「原因療法」の2つを、平行して行う事が最良の治療法であると考えられています。そのため当会では、以下にご紹介している「三大原因療法」をおすすめしています。

当会が推奨する三大原因療法について

当会では、出来る限り自然な方法で副作用なく、健康増進や体調不良の改善を実現するために、新しい 医学体系である「進化医学(Darwinian medicine)」や「分子栄養医学(Orthmolecular medicine)」の 知見に基づいた、「温熱療法」、「栄養療法」、「生活習慣改善法」などを提案し普及活動を行っています。

三大原因療法

生活習慣改善法

生活習慣改善法は多くの方法がありますが、参考として当会では以下の様な方法を推奨しています。健康効果を促進することや再発防止のために生活習慣法は必要不可欠です。)

病気にならない体を作る「寝耳にわさび」のライフスタイル

医師がすすめる7つのライフスタイル

オートファジーによる細胞再生を高める「定時断食」※できる日だけでも「16時間断食」を推奨!

1日24時間のうち「16時間は食事や間食をしない」(糖分無しの水分は可。常温~HOTドリンク推奨)残りの8時間以内に食事を済ませる。(基本的には何を食べても可。添加物、ジャンク・ファストフードは避けましょう。)定時断食は、一切食事をしない事で体内浄化や体調回復、タンパク質再生・細胞再生による身体の若返りを促す オートファジー活性を高める食事法です。

※オートファジーとは、食べないことで体の余った脂肪などがリサイクルされ、新しくエネルギーに変わる細胞の仕組み。2016年にオートファジーの仕組みを解明した功績により、大隈良典博士がノーベル生理学・医学賞を受賞されて以降、オートファジーについてさまざまな研究が進められています。

注)食べ始めは空腹状態のため吸収率が上がります。糖質の多いジュースなどは、血糖値が急激に上がり、太りやすくなります。常温の水・ミネラル水などを飲み、胃腸にやさしい物(野菜スープなど)、タンパク質の多いゆで卵、血糖値がゆるやかに上がるご飯(日本の定食)やバナナなどがお薦めです。(生活環境が難しい場合は、週末だけでも行ってみることをお薦めします。空腹でお腹が鳴ってから30分後の食事もオススメします!)

※現在治療中・お医者様から制限をされている方はご注意ください

栄養吸収と免疫の要である腸の状態を整える「加塩糖脂乳小の制限」

体調改善のため「加工食品」「塩分」「糖分」「脂肪分」「乳製品」「小麦粉」を多く摂りすぎない様に、日頃から意識して制限する食生活です。(有害物質のデトックスを促進する)トランス脂肪酸入りの油脂を使った食品(マーガリン・ショートニング)は避けましょう。グルテンフリー(小麦粉を使わない食品)なども販売しています。着色料の亜硝酸ナトリウムが入っていない「無塩せき」「無添加」などの商品を選びましょう。

代謝と血糖の安定を助ける「まごわやさしい」の食生活